ツリー・オブ・ライフみたよ

ツリー・オブ・ライフみたよ

あらゆる先入観を捨て去って観なければならない映画だと思いました(別に父子の確執鬱々ぐちぐち陰湿家族愛ストーリーを期待しすぎて観たとかそんなことはないんだよ、反省とかではないんだよ)
子役たちの演技力というか自然体な感じが本当にすごい、台本は渡されず、場面に応じて監督が指示していたらしいのだけど、なんて言ったらこんな表情が、こんな振る舞いが撮れるんだ…ってのばかりです。あと長男がショーンペンに、次男がブラピに(めたくそガキかわゆい)、三男がジェシカチャステインにちゃんと似てるのに感動しました、いや次男はブラピにしては可愛すぎかな…
神はどこにいるのか?神は良い人か悪い人か?人生の意味は?家族とは?宇宙とは?この世界に生きている意味は?こんな感じのことを問題提起ってくる映画だと解釈しました、正解は無いし、観た人の数だけの解釈が生まれる系じゃないかと思います。私はたまに、ほんのささいな感覚でも他人を完全に理解することは不可能だろうと考えることがあり、それは人間関係や芸術鑑賞において悲しいこと、もしかしたら絶望であるかもしれないけど、一方で個人を個人たらしめる唯一絶対の根拠としては希望なのかもしれないとも思います。日本語難しくてうまく言えませんが、この映画をどう解釈しようが評価しようがその是非というのはないし、すべてあり得る形として許容されるだろうと思います。
私は聖書に出てくる神様はちょっといい性格してんな、と思うことが多々あるのですが、良い人か悪い人かというのはアルミン先生の価値観が好きなので(良い人っていう言い方は往々にして自分にとって都合がいいかどうかだから、ってやつ)そう考えると、畏敬がないわけではないのですが、やはり神様は得体のしれないぼんやりした存在だなと思います。
こんなふうに悶々と考える映画であってるのかな?オブライエン一家の物語ではあるけれど、オブライエン一家はこれを観ている貴方と家族でもあるんだ…!みたいな?
ショーン・ペンがほとんど喋ってないことにあとから驚愕しました。贅沢なつかいっぷりです。

添付はでんのるです

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